ちょくらブログ
- 07 19
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健やかな子供の成長に効果大のEPA・DHA、亜鉛
こんにちは、銚子から「ちょうしがよくなる」健康情報をお届けする「ちょうらぶ」です。
今回は、銚子のお魚や海藻にたっぷり含まれているEPA・DHA、亜鉛が、お子様の健やかな成長にどのように効果があるのかをご紹介致します!
妊娠中、あるいは授乳中に、EPA・DHAを豊富に含んだ青身魚の摂取を助産師さんや医師から勧められたことを覚えていらっしゃる方も多いでしょう。
その理由を覚えていらっしゃいますか?
また、重要なミネラルの一つ・亜鉛の効力も交えて、復習を兼ねてご紹介していきます。
◯中性脂肪とは
中性脂肪といえば嫌なイメージが強いですが、貯蔵脂質として皮下や腹腔などに蓄えられていて、必要に応じてエネルギー源として利用されています。
また、中性脂肪は熱伝導性が低いので体温保持に役立ったり、弾力性があるので臓器を守るクッション役としての役割もあり、意外と大切な働きをしていますね。
その中性脂肪の構成成分である脂肪酸には、いろいろな種類があります。
その脂肪酸は、構造的な特徴から、飽和脂肪酸(バターやラードなど)と不飽和脂肪酸(オリーブ油、ごま油など)に分けられます。
EPA・DHAは、不飽和脂肪酸の仲間になります。
◯EPA・DHAの働き
EPAは本マグロの脂身、マダイ、ブリ、サバなどに多く含まれています。
DHAはハマチ、マイワシ、本マグロ脂身などに多く含まれています。
ともに心疾患やアレルギーを予防する働きがあります。
またDHAは、脳や神経の情報伝達に深く関わっていて、記憶・学習能力が上昇したという動物実験結果があります。
ヒトではアルツハイマー病の改善や乳児期の栄養にDHAが充分にあると知能指数が高かったという報告があります。
こういった観点から、妊産婦時代に青身魚摂取が推奨されてきたわけですね。
◯亜鉛の働き
亜鉛は前述したように、ミネラルの仲間です。
多くの酵素の成分として重要なミネラルで、細胞の形成や新陳代謝を促したり、免疫反応などに関わっています。
また、「味蕾(みらい)」という味を感じる細胞の集合体の形成に不可欠です。
そして生殖機能の維持にも不可欠で、亜鉛はいろいろなところで活躍しています。
普通の食事なら問題ないのですが、偏食などが要因で、たまに亜鉛不足に陥ることもあります。亜鉛が欠乏してしまうと、子供では成長障害を起こします。
そして、亜鉛は免疫反応にも関与しているので、不足すると免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなってしまいます。
亜鉛は魚介、肉、海藻、野菜、豆類などに含まれています。とくに海藻はよい供給源ですね。
心身ともに成長著しい子供たちにとって、EPA・DHAそして亜鉛の効果をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
健康を維持するためには、脂質を過不足なく摂るのも大事ですが、脂肪酸のバランスも重要です。
飽和脂肪酸を摂りすぎると脂質異常症や動脈硬化といった病気を招きます。
例えば調理の際は、不飽和脂肪酸を多く含む植物油などを利用し、一日一食は主菜を魚料理にすると、望ましい摂取比率になります。
魚と海藻、ぜひ毎日の食生活に摂りいれていただきたいです。
健やかな子供たちの成長を願っています。